小型犬、大型犬問わず、食いちぎる癖のある犬、いますよね。
特に狩猟犬、テリア系、レトリバー系に多いように見受けられます。
食いちぎるのは、その犬にとっては格好の遊びであり、古服や毛布が対象になります。
フワフワしていて適当な大きさがあるので獲物に見立てて狩りの遊びとなっています。
これが子犬の場合は「ダメ!」と言って止めさせることも可能ですが、成犬となると突然難しくなります。「今までできてたのにいきなりダメって何?」となるからです。
やって良いことと悪いことは「理屈ではなく習慣」なので、大きくなればなるほど矯正が難しいというわけです。
「ちぎる癖」は以下の実害があります。
■防寒用に与えた毛布がボロボロ。特に外飼いの場合は犬が寒がってしまう
小屋にあったかい毛布を入れてあげたけど「新しいオモチャが来た!」としか認識してくれず、どんどん食いちぎってしまう→結果として毛布がなくなり犬は寒い状態に…。でも「自分が暖かい毛布をちぎったから寒くなった」なんて、犬は分かりません。
■食いちぎって「ポイ」してくれるなら良いけど、時々食べてしまっている様子
ちぎってはポイ、ちぎってはポイなら犬のストレス解消になるし、許容範囲であるおうちもあると思います。
でも「ちぎってゴックン!」しちゃう犬も中にはいると思います。犬の食道は太いのでツルっと通過、こうなると
【犬の誤飲事故】笛付きおもちゃを飲んでしまった(中型犬、大型犬) - 犬大好き!犬と生活するブログ。
のようなことにもなり兼ねません。
ですから以下の対策を参考にして下さい。
■ちぎっても飲み込まない犬の対策
ストレス発散にしている場合が多いので、飼い主さんが一緒に遊んであげたりお散歩に出かける回数を増やしたりしてあげて下さい。
そもそも癖になってしまってる場合は、時々与えてあげてオモチャにさせるのもひとつの手でしょう。ボロボロになったものは飼い主さんがすぐに回収して下さい。
■ちぎって食べちゃう犬の対策
事故につながる危険が大きいので、与えないようにしましょう。
ただ「次の冬にはちぎらなくなった」ということもありますので、また寒い季節になったら毛布を与えてあげて下さいね。「ちぎって遊ぶ」前に「暖かくて気持ちいい」ものだと理解したらもうちぎらずにおとなしく使ってくれる場合があります。
■小屋の防寒の対策
「毛布を外小屋の防寒にしている」という方は多いと思います。毛布を使えない場合は以下を試してみて下さい。
1)ホームセンターで断熱材を買って来て、小屋の周りを覆う
2)小屋の底を二重底にして、間に毛布を詰める。くれぐれも毛布が飛び出さないように注意
3)小屋の周りを段ボールで覆う
上記の中では1)が一番効果が高いです。ホームセンターが近くにない方は、ネットでも販売してますので探してみて下さい。真夏にも効果がありますのでぜひ!
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