梅雨の合間の晴れ。ワンコには嬉しいお天気日和です。
だけど、じめじめしたところが一気に暖かくなると、犬も臭ってくる…。
「○○ちゃん(犬)、くさーーーーーーーい!」
って気になる方、多いと思います。
臭いの多い犬とそうでない犬がいますが、もれなく臭います!今回はそんな臭いの原因その一です。
【犬の臭いの原因:犬も汗をかきます!】
「犬は肉球しか汗をかかない」。一部はそのとおり、一部は間違いです。
汗には二種類あって、なんと臭いの元になる方は、ワンコもかいているんです…
■エクリン腺
人間が暑い時にかく、さらっとした汗。体温を下げるために、全身から噴出するいつものやつです。これは犬は肉球以外にかくことはありません。
いわゆる「ワキガ臭」というやつ…。
人間では脇の下とか陰部なんかに残っていますが、黄色人種はかなり退化しています。日本人が外国人の体臭を強く感じることがあるのは、実はアポクリン腺の量の違いによるものなんですね。日本では無臭がよしとされるのに対して外国人は体臭にセクシーさを感じることが多いのは人種の違いに依存している部分が大きいのです。
またアポクリン腺は皮脂腺とつながっているので体外に出ると酸化し、細菌の繁殖を促すため、「夏場の洗濯物の臭い」みたいになってきてしまいます。
実は犬はこのアポクリン腺が全身に分布しています。
「犬って汗かかないんじゃなかったの!?」って方、実は違うんですね…。
「臭うもの」を全身にかいてそれが酸化し、細菌が繁殖してさらに毛が生えているので臭いがこもります。「獣臭い…犬臭い」って思ってる方、もう一度あなたのワンコをくんくんしてみて下さい。
すえた靴下みたいな臭いがしませんか…?それです…。
人間が人種によってアポクリン腺の量が違ってくるように、犬も犬種によって違って来ますが、このように、犬の体臭の最大の元凶は、この「アポクリン腺」なのです。
【犬の臭いの対策:アポクリン腺対策…っていうか汗対策】
原因の解明が長くなってしまったので、対策です。
汗をかいたのですから、これはもう、拭くしかありません。ということで、
■マメにブラッシングする
汗をかいてしまっても、風通しがよければ細菌が繁殖するのも抑えられます。また、死毛についた雑菌やフケの除去も臭い対策に効果的です。
特に長毛種のワンコは毎日マメにブラッシングしてあげましょう。
■湿ったタオルでマッサージする
短毛種のワンコは皮膚を直接きれいにできますし、長毛種のワンコは毛の汚れを落とすことができます。硬く絞ったタオル等で、全身を丁寧に拭いてあげてください。目の周り、口の周り等の汚れやすいところは特にきれいにしてあげましょう。
※必ず硬く絞った清潔なタオルで行って下さい。びしょびしょのタオルで行うと雑菌の繁殖を促進することがあります!
■防臭スプレーで仕上げる
最後に犬用の防臭抗菌スプレーで、全身をマッサージして仕上げます。皮膚の弱いワンコ
やアレルギーのワンコは、必ず獣医さんに相談して、適切なものを利用してあげて下さい。
■シャンプーで洗う
初夏から秋まではできれば週に1回くらいのペースで洗って上げて下さい。
よく「犬はそんなに洗わなくて良い」と本に書いてありますが、ガシガシ皮膚をこすることさえしなければ大丈夫。自分の身体同様、ワンコもマメにきれいにしてあげましょう!
↓洗い方はこちらで説明してます!
肌のトラブルはこの時期から増加していきますが、飼い主さんのお手入れでかなり防ぐことができます。ワンコと毎日を快適に過ごせるようにぜひ行って下さい!
犬の臭いの原因と対策は、まだ続きます!
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