結構寒がりのワンコは多いです。なんて記事を結構書いて来ました。
なぜかというと「犬って寒いの大好き」だと思ってる人が未だに結構いるからです。
もちろん、多くの犬はヨーロッパで選択繁殖されてきましたから夏の暑さに比べて冬の寒さに耐えられるようになっていることは事実です。
そして柴犬や秋田犬に代表される和犬(日本犬)は選択繁殖をされてこない・人の室内ではなく屋外で暮らして来たので特に寒さには強いです(近年の温暖化で日本の夏は相当暑くなったので夏の暑さは要注意です)。でも!以下のような犬は寒がりです。
さくらはスムースチワワとミニチュアピンシャーのミックス。小さな、ツルツルの裸ん坊。寒いよー。
【小型犬は寒がりです】
10キロに満たない、特に5キロに満たない小型犬はとても寒がりです。
本来であれば15〜20キロが標準だったとされていますので、小さければ小さいほど身体の表面積に比べて容量の小さい小型犬は体温の維持が難しいです。以下の犬種が主に該当します。
- チワワ
- ミニチュアピンシャー
- ミニチュアダックスフンド ※カニンヘンダックスフンド含む
- ヨークシャーテリア
- パグ
などなど。
【スムースコートは寒がりです】
被毛が数センチあるミディアムコートに比べて、皮膚をやっと覆う位のスムースコートのワンコは、サイズ関係なく寒がりです。
オオカミに最も近いDNAを持っている柴犬は非常に豊かな被毛を持ち、耐寒性、大暑性を維持しています。
しかし、スムースコートの犬はその多くが獣猟犬や使役犬、愛玩犬で、被毛の薄さが使役や見た目の美しさにメリットが見いだされて繁殖されていますので、そもそも「寒さに強い」ことが考慮されていないのです。(我が家のさくらのお腹は猿のようにツルツルです…)
例えば以下のような犬種です。大型犬もいますよ!
- スムースチワワ
- ミニチュアピンシャー
- ミニチュアダックスフンド(スムース)※カニンヘンダックスフンド含む
- イタリアングレーハウンド
- ウィペット
- ドーベルマン(個体差が大きい)
- フレンチブルドッグ
- パグ
- ブルドッグ
- ボクサー
- グレートデン
…体重が60キロを超えるような大きい子もいますけれど、共通して
スムースコートは肌に直接外気が触れるのでとっても寒い!裸なんです、裸!…ということで、寒い季節はぜひお洋服を着せてあげて下さい。
【パピーやシニアは寒がりです】
人間の赤ちゃんやご老人のように
- 体温調節機能が未発達
- 体温調節機能が老化
している場合は、健康な大人のように身体が勝手にうまく調節してくれるとは限りません。しかも、体温を上げるためには多くのエネルギーを使うので体力のないこれらのワンコには致命的である場合があります。
「寒いなー」と思ったらこれらの子たちには必ず対策して下さい。特に4ヶ月未満のワンコは要注意して下さいね。※病気で体力のないワンコも同様です。対策してあげて下さいね。
【逆に暑がりな犬種っているの】
真冬の寒い日のほうが生き生きとしてるワンコももちろんいます。主にヨーロッパで牧羊犬、使役犬として選択繁殖されてきた犬や北方系の犬、選択繁殖がほとんどされず狼に近い日本の犬などがそうです。小型犬でもロングコートの犬は暑がりな子が多いです。
- 柴犬
- 秋田県
- シベリアンハスキー
- アラスカンマラミュート
- ポメラニアン
- シーズー
- ラブラドールレトリバー
- ゴールデンレトリバー
- バーニーズマウンテンドッグ
- シェパード
などなど。いかにも暑がりそうな犬ばかりだからこれ以上挙げませんが、骨太な感じでずっしり、毛がふさふさな子は総じて冬が大好きです。(もちろん個体差がありますので例外もいます。気をつけて下さいね)
【番外:何とも言えない犬種】
最後に個体差がありすぎて何とも言えない犬種です。
- ジャックラッセルテリア
- ビーグル
- トイプードル
いずれも大きめの小型犬、最初は寒がるけど動き出すとハアハア言い出すような子が多いように思えます。これらの子たちは本当に個体差が激しいので、ワンコに応じて対策してあげて下さいね。
ビーグルも結構ツルツルだけど運動量が半端ないのですぐに暑がります!
これから犬をお迎えする方も、犬種を選ぶ目安にして下さい。
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