こんにちは。おやつを使わないしつけをやってみています。
さくらのような成犬はおやつ(ご褒美)を使っても新たなしつけはパピーよりやはり時間がかかります。ですので
- まったく新しいしつけよりも
- 少々苦手だったしつけ
を改めて入れ直すという形で、まずは行っています。
おすわり。これは普通にできます。
【おやつ(ご褒美)を使わないで気付いたこと】
※これ以降はご褒美という表現にします
さくらはご褒美をかざすと「何かやらされるんじゃないか?」と思うようで、逆に警戒する面があります。
だって、ご褒美をくれる時は
- 人間の言う通りにする時
- 比較的自分が好ましくない時にご褒美が出る
ので、当然「何かあるな」と考えるわけです。これも「オペラント条件付け」の一種、負の記憶が刷り込まれてしまったことになります。
なお、最近ご褒美をあげる主なトレーニングとして「アイコンタクト」がありました。そして、アイコンタクトを取ろうとする時に、ご褒美を拒否ってしまったのです。
ちなみに、トレーナーさんに聞くと「ご褒美をここまで避けるのは珍しい」とか…。「頭がいい」って言われましたが、悪知恵が働いても困ります…。
【「オイデ」が苦手だったさくら】
「『オイデ』なんて基本中の基本じゃないか!」と怒られそうですが…ごめんなさい。すべての「オイデ」を拒否するわけではないのですが、
まだお散歩から帰りたくない
行ったらなんかされる
と思うときは来てくれない=かなりの確率で来なくなってきていました。もちろん
- 珍しいおやつがもらえる
- オモチャを投げてもらえる
という、間違いなく自分の希望が叶う場合は積極的に来てくれました。…で、「ご褒美をかざして呼ぶと「また何かされる!」って思って来てくれなくなっていたという悪循環でした。
【オイデのトレーニングをするにあたり気をつけたこと】
当たり前のことですが、オイデのトレーニングを行うにあたり「まずオイデができるようにならなければいけない」ので、以下を気をつけました。
■オイデした後に嫌なことはやらない
「なんかまた叱られるな」と思っていたら、来るのが嫌になってしまうので、トレーニング中は極力やらない。
■「飼い主のところに来る」のを目標に
遠くから呼び寄せると「この辺のエリアに来れば良い」という認識があるようで、しっかり飼い主のところに戻って来ません。なので短距離からしつけ始めました。
■来たらとにかく褒める!
おやつに変わるモチベーションがコレです。一番重要!
■犬が不安そうにしてる時に「オイデ」する
犬が飼い主の庇護の元にいたいと思うときは絶好のチャンス。積極的に「オイデ」すれば来てくれますよ!
■当然ご褒美は使わない
さくらの場合はご褒美はすでに逆効果なので、今回はいっさい使わないで訓練しました。
【トレーニング開始から約一ヶ月!】
トレーニング開始から約一ヶ月、少しずつですが成果が現れています。今まではなかなか来てくれなかったのですが、意外にも「おやつを使わない」ことがさくらにとっては良かったようです。下の動画でご覧下さい!
▼まずは室内編です。
▼室内と屋外、両方で並行して行っています。
身体を振るわせるカーミングシグナルなどが確認できます。
このカーミングシグナルは、一般的には
- 緊張している
- 不満である
などと言われていますが、どうもそれだけではないようなので、ただいま調査中です。
ご褒美を使わないしつけはこれからも続行し、成果が出たらアップして行きますね。また、何かご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えて頂けると嬉しいです。
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