犬はだいたい、一度に2〜6匹が産まれます。
当然、大型犬の方が身体が大きいので、たくさん産まれます。
めちゃめちゃ可愛いですよね! こんな写真、誰もが目にしていると思います。
犬の赤ちゃんがこうやってお団子状態で固まっているのはお互いの身体を寄せ合って体温を維持するためで、本能的なものです。
犬との信頼関係が一番大切!【犬の母になって下さい】で記述したとおり、産まれてからしばらくは犬は母親とそのきょうだいだけしか関わりません。ですので、きょうだい同士もとても大切な存在です。
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もちろん生存がかかっていますので、おっぱいの取り合いなどの生存競争はあります。そこで、身体の弱い子、小さい子はおっぱいにありつけなくて淘汰されてしまいますが、エントリーの本筋から脱線した内容になるのでここでは割愛します。
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目が開かないうちはお互いの存在を意識してないのですが、目が開いて周囲が分かるようになると、巣穴を出る前から社会化の行動が少しずつ始まります。相手をつつく、かみつくなど、犬ならではの行動の萌芽が出始めます。きょうだいはまだ上下関係がなく、またお互いが依存し合って生きています。好きも嫌いもありませんが、相手が必要だということです。
巣穴から出られるようになると、仔犬はどんどん行動的になります。お互いを牽制し合ったり噛んだり、いわゆる「じゃれ合う」関係となります。そのときに不快な思いをしたり痛かったりすると怒ったり怒られたりしながら社会というものを学んでいきます。
ここで重要なのが【きょうだいの中で上下関係ができていく】ことです。
母親の庇護のもとでは平等であったのが、成長するにつれ強く賢いものが上になります。上下関係ができあがっていくことで、犬は自分の【身の丈】を認識し、上位のものには歯向かったり逆らったりしないようになります。
そして成長するに従い、オオカミであれば独立しなければなりませんが、犬は人間と共存している生き物ですので、独立することなく人間に依存して生きていきます。
自分のきょうだいと離れない、元いた巣穴に一生いるようなものです。
上下関係を守りながらも楽しくじゃれ合い、遊びながら過ごすことで、幸福感を味わい、ストレスを発散することができます。
ですので、犬の兄姉ーー上位のきょうだいーーとなって犬と遊び、喜びを分かち合えば、よりいっそうの信頼関係を築くことができるのです。
次に、
■犬が寄り添う人間のパートナーとなって下さい
について記述します。
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