■犬は全般に肌が弱い
肌の弱い犬種というとパグやフレンチ等の短頭種が頭に浮かびます。
でも、実は超小型犬のチワワから大型犬のラブラドールレトリバーまで、犬は一般的に肌が弱い生き物です。
日本固有種であり【日本の環境にもっとも適した】と言われる柴犬もアトピーが多い犬種と言われています。
■犬の肌は人間より弱い!
犬の肌の厚さは人間の1/3位しかないので、肌荒れを起こすとすぐにボロボロになり、ひび割れたりすると犬が痛がって舐めてしまい、どんどん治りづらくなってしまいます。
室内犬の肉球は寒い時期は多くの場合カサカサになり、ひび割れていることもあります。
冬場にお散歩に良く行く活動的な犬ほど肉球の損傷が大きく、雪や氷のように冷たく鋭利なものを踏むと出血することもあります。そこから雑菌が侵入することもありますので気をつけましょう。また、一度損傷した肉球は暖かくなるまでなかなか治りません。
■加湿器と湿度計、オイル、クリームでケアしましょう
犬も人間も、肌荒れの大きな原因は【空気の乾燥】。人間と犬の健康のためにも、湿度計と加湿器を用意し、室内の湿度は40〜60%を目安に保ちましょう。
犬は全身を毛が覆っていることを前提に身体が作られているので、スムースコートに多い裸ん坊のお腹の子は要注意です。
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ウチの犬、スムースコートです。シングルコートなので全身に毛が少なく、耳やお腹に至っては毛がほとんどありませんから、一時は肌がガサガサになり肉球が割れるなど、可哀想なことをしてしまいました。(ごめんなさい)
また、外から見て分からなくても、身体の一部をしきりに噛んだりするのは肌がかゆい可能性があります。
■お肌のトラブルにオイルでケア
このような場合に肌のトラブルを未然に防ぐために【ホホバオイル】が有効です。
ホホバオイルは化粧品にも使われる植物性の精油。
無味無臭、低刺激なので犬が気にして舐めることも少ないのがメリットです。
■肉球のトラブルにクリームでケア
肉球は、オイルではすぐに効果がなくなるので【肉球クリーム】を塗ると良いです。
様々なクリームが市販されているのでそこから選んで頂いてもいいですが、匂いがしたりちょっとした刺激で舐めたり嫌がったりする犬もいると思います。
そんな場合は手作りです。【ホホバオイル】と【蜜蝋】(ミツバチの巣から取った天然の成分)を湯煎して作ります。刺激が非常に低く匂いもないので、安心して塗ることができます。(作り方は後述します)
市販品は手軽ですが、安心できるのは手作り品。
何でも口にする赤ちゃんを持ったような気分で選び、身体にやさしく塗ってあげて下さい。
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